日本セヴラック協会

サン=フェリックス=ロラゲについて

セヴラックの生まれ故郷であるサン=フェリックス=ロラゲ (Saint-Félix-Lauragais、オック語:Sant Felitz de Lauragués)は、フランス、オクシタニー地域圏、オート=ガロンヌ県のコミューンです。

【地理】
サン=フェリックス=ロラゲは、旧国道622号線でトゥールーズの南東40kmのところにある、ロラゲ地方の古いバスティッドで、コミューンはオード県との県境の町です。
コミューンをロード川、ヴァンディネル川、リゴル川が流れています。
サン=フェリックスの村落は、ルヴェルの平野を見下ろす石灰岩質の尾根(ケスタ)の上に腰掛けるようにしてあり、ノワール山地の西端と向かい合っています。そこはサンティアゴの巡礼路の1つ、トロザーヌ街道です。

【歴史】
コミューンの土地には新石器時代から人が定住していました。アンリ・ド・セヴラック(画家ジルベール・ド・セヴラックの兄で、作曲家デオダ・ド・セヴラックの叔父)が19世紀にコミューンで発見して収集していた先史時代の家具がその証拠です。彼の収集品の一部がトゥールーズ博物館で展示されています。
村落はサン=フェリックス=ド=カラマン(Saint-Félix-de-Caraman)の名で知られていたました。。1167年にカタリ派がサン=フェリックスの教会会議のためこの地に集まり、ボゴミル派の司教ニケタスが議長を務めました。彼はフランス、ロンバルディア、トゥールーズ、アルビ、アジャン、カルカソンヌから集まったカタリ派の司教を慰労しました。
1921年、単なるサン=フェリックスからサン=フェリックス=ロラゲに正式に改名しました。